その5、F医師の奥さん
次に、私とF医師が
プライベートで会ったのは、
私がS女医への不満をぶちまけてから
1ヶ月くらい経った頃でした。
この日、私がいつも通り、
約束の10分前に待ち合わせ場所に着くと、
F医師は、もうすでにその場所で
ケータイの画面をながめて待っていました。
私:「すみません。お待たせしちゃいましたか?」
F:「いや、全然。
ってか、まだ時間前だしね。」
そう言って、F医師は、
私の目を見て、くしゃっと笑いました。
F医師の、そんな無防備な笑顔を見るのは、
その日が初めてでした。
病院では絶対に見せない顔。
思わず、きゅんとしてしまいました。
ここまでくると、
さすがにこちらも、ポーカーフェイスを貫くのが
ツラくなってくる・・・><
この日、私とF医師が会ったのは、
三軒茶屋のとあるカフェ。
おいしいイタリアンが食べられることで
有名なカフェでした。
「ところで、その後、Sさん(女医)とはどう?
うまくやってる?」
と、F医師は少しイタズラっぽく聞いてきました。
「別に、ケンカしてたわけじゃありませんからね!
でも、この間ぜんぶ吐き出しちゃったんで、
ずいぶん楽になりましたよ。
なんというかこう・・・寛容になれたというか。」
と、私が言うと、
「なるほどね・・・もしかして人間関係ってのは、
寛容さが一番の潤滑剤なのかもな。」
と、F医師。
このとききっと、奥さんとのことを
思い浮かべながら言っているんだろうな・・・
と、ふと思いました。
「ところで、F先生と奥様は、
おいくつ違いなんでしたっけ?」
もうどうにも我慢できなくて、私の方から
本題を切り出してしまいました(×o×)
「向こうがひとつ上だよ。・・・じつはさ、
医者なんだよね。奥さんも。」
えっ?ウソ・・・。
奥さん、お医者さんだったのぉー!?(*□*)
こちらに続きます!
>>その6、本題は5分で終了
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